セラピストは心身ともにお客様を癒し、リラックスできる時間を提供する仕事です。
そのため、お店の雰囲気を損なわない服装・身だしなみをするべきでしょう。
しかし、ユニフォームがない職場に勤める場合・ユニフォームを選ぶ立場の場合は、セラピストに最適な服装が分からないと感じる方もいるようです。
そこで今回の記事では、セラピストにおすすめの服装や制服についてまとめました
Contents
セラピストと他の職業の違い
セラピストには、美容クリニック・エステサロン・リラクゼーションサロンなど、さまざまな活躍の場があります。
似た業務をする職業が多く、他の職業とセラピストの違いが分かりにくいと感じる方もいるようです。
まずは、セラピストと似た職業であるエステティシャン・マッサージ師の違いについて説明します。
エステティシャン
エステティシャンはセラピストと同じくお客様に癒しを与える職業ですが、セラピストが体の内側からケアを進めるのに対して、エステティシャンは美肌・脱毛・痩身など体の外側からのアプローチを得意としています。
マッサージ師
セラピストの中でも、あん摩マッサージ指圧師・きゅう師・作業療法士・はり師などの国家資格を取得した方は、マッサージ師と呼ばれます。
セラピストには資格が必要ないことから、資格の有無が大きな違いだと考えて良いでしょう。
また、マッサージ師も体の内側ではなく外側からのアプローチを主体とします。
セラピストの服装・制服選びのポイント
セラピストの服装・制服を選ぶ時には、以下のポイントを意識してください。
セラピストが適切な服装でなければ、お客様を不快な気持ちにさせてしまう恐れがあるでしょう。
動きやすく機能的な服装
セラピストは仕事中にさまざまな姿勢になることから、動きやすい服装をするべきです。
さらに、裾や袖が周囲の器具や機器に引っかからない・しゃがんだ時やかがんだ時にインナーが見えないなどの配慮も必要でしょう。
具体的には、ストレッチ素材で伸縮性があるものをおすすめします。
また、ポケットの有無やサイズ・ファスナーやボタンの有無を確認し、より機能的な服を探してください。
清潔感がある服装
セラピストはお客様に直接触れる機会がある職業であり、お客様との距離が近いです。
お客様に不快な思いをさせないために、清潔感がある服装を心がけてください。
衣類のイメージのみでなく、汚れはすぐに落とす・アイロンをかけるなどのお手入れも欠かせません。
これから制服を選ぶ場合には、汚れが落ちやすい・シワになりにくくアイロンが不要な素材を選択すると良いでしょう。
例えば、ポリエステルと綿の混紡素材であれば、シワがつきにくく付いてしまった汚れも簡単に洗い落とせます。
サロンのコンセプトや雰囲気にマッチする服装
セラピストはお店の顔でもあります。サロンやクリニックのコンセプトに適した服装を選び、お客様がリラックスして過ごせる空間を演出しましょう。
また、雰囲気のみでなく施術の価格帯も意識することが大切です。
特に高価格帯のサロンでは、ラグジュエリーな印象を強めるために、セラピストも高級感がある服装を選ぶべきです。
カジュアルな印象になり過ぎない服装
セラピストのいるサロンやクリニックに訪れるお客様は美意識が高い傾向があります。
Tシャツやジーンズなどのカジュアル過ぎる服装では、お客様からの信頼を失ってしまう恐れがあるでしょう。
また、仕事に集中するために、セラピストが着飾り過ぎることも良くありません。
通気性が良い服装
セラピストは業務中に体を動かす機会が多いため、通気性が良い服装を選ぶべきです。
店内の温度はお客様が快適に過ごせる設定になっているため、体を動かしながら働くセラピストにとっては暑い環境になる可能性があります。
通気性・吸水性・速乾性に優れた衣類であれば、汗や臭いでお客様に不快な思いをさせてしまう心配もありません。
実際に選ばれる機会が多いセラピストの服装・制服
次に、実際にセラピストの方に人気の服装・制服をまとめました。
サロンの雰囲気に合わせて、ぴったりのものを選んでください。
パンツスタイル
一般的なセラピストの服装はパンツスタイルです。
パンツスタイルは動きやすいだけでなく、爽やかで清潔感を演出できるでしょう。
女性の場合チュニックと組み合わせて使えば、背中が出てしまう心配もありません。
パンツはストレッチがきいた素材を選んでください。
チュニック
お尻または膝上くらいまでの長さがあるトップスをチュニックと呼びます。
体型カバーや動きやすさに特化しているだけでなく、しゃがんだ時にインナーや背中が見えてしまう問題を防ぐ役割も持ちます。
チュニックを選ぶ場合は、スキニーパンツやレギンスと合わせると良いでしょう。
ワンピース
女性らしさを強調したい場合には、ワンピースがおすすめです。
丈が短い・タイトな作りでなければ、動きを制限される心配もないでしょう。
デザインによって、かわいらしさ・エレガントさを演出できます。
ウエストラインが高い位置にあるワンピースなら、スタイルをより良く見せられます。
スクラブ
スクラブとは、機能性が高い半袖の医療用作業着を指します。
記事が丈夫・痛みにくいなどの特徴があり、性別に関係なく着用できます。
カラーバリエーションが豊富なことから、サロンのイメージに適したものを選ぶと良いでしょう。
エプロン
オイルなど衣類が汚れやすい施術をするサロンでは、通常の制服の上からエプロンを着用し、制服の汚れを防ぐべきです。
制服・サロンの雰囲気に沿ったものを選びましょう。
また、撥水加工・静電気の帯電防止加工などの機能面にもこだわると良いです。
セラピストが気をつけなければいけない身だしなみ
セラピストは服装のみでなく身だしなみにも気を遣わなければいけません。
この章では、セラピストの身だしなみについて説明しましょう。
メイク
セラピストはお客様に清潔感・健康的な印象を与えるために、ナチュラルメイクを意識するべきです。
仕事中に汗をかく方は、崩れにくいメイクにしてください。
さらに、セラピストはサロンの顔であり、お客様の見本になる必要があります。
肌が荒れている・ボロボロのセラピストから施術を受けたいと感じるお客様はいないでしょう。
そのため、常日頃からお肌のメンテナンスを怠らないようにしてください。
ヘアスタイル
セラピストのヘアスタイルは、動きやすく清潔感があるものでなければいけません。
髪が長い方はしっかりまとめ、ワックスなどを活用して施術中に髪が乱れないようにしてください。
具体的には、ロングヘアなら夜会巻きでエレガントに・ミディアムヘアならシミョン(お団子ヘアのアレンジ)ですっきりと髪をまとめましょう。
ショートヘアの方には、サイドに髪がかからないようにヘアピンを使う・編み込むなどのヘアアレンジをおすすめします。
ネイル
お客様に直接触れる施術をするセラピストは、ネイルや爪を長くしてはいけません。
爪は短く切り揃えてやすり、お客様の肌を傷つけないようにしてください。
ネイルをしても施術ができる場合・サロンでネイルが禁止されていない場合には、シンプルなデザインを選びましょう。
アクセサリー
アクセサリーは身につけない方が良いですが、サロンのルールを確認してください。
何より、施術中にお客様に不快な思いをさせないように注意することが大切です。
特にお客様の肌に触れる時には、指輪は外すべきです。
セラピストが避けるべき服装と身だしなみ
セラピストにおすすめの服装・身だしなみについて説明しました。
この章では、セラピストが避けるべき服装・身だしなみを紹介します。
清潔感がない・だらしない服装
汚れがついている・襟口がのびている・ほつれがあるような服装では、お客様に不快感を与えてしまいます。
セラピストはお客様との距離が近い職業です。
特に清潔感を意識する必要があるでしょう。
色調が派手で個性的な服装・露出が激しい服装
大半の美容クリニックやエステサロンなどセラピストが働く職場は、お客様を癒すために存在することから、穏やかで心休まるような空間を意識しています。
セラピストが派手な色・個性的または露出が激しい服装をしていると、店舗のイメージが崩れてしまうのです。
仕事着は私服とは異なると考え、職場に適した服を選んでください。
アクセサリーをつけたまま・髪を下ろしたまま仕事をする
施術を受けている時に、セラピストが身につけているアクセサリーやセラピストの髪があたるような状態は、大半のお客様にとって不愉快なものです。
セラピスト自身も施術に集中できないでしょう。
アクセサリーは基本的につけず、髪が長い方は髪をしっかりまとめるようにしてください。
ハンドケアを怠った状態で仕事をする
お客様に直接触れて施術をするセラピストは特に、ハンドケアにも力を入れなければいけません。
手がザラザラ・カサカサしている状態では、適切な施術ができないためです。
手を使う機会が多いからこそ手が荒れやすくなるのですが、自分の手は商売道具であることを自覚し、細心の注意を払ってハンドケアを行なってください。
セラピストの面接を受ける時に適した服装
セラピストが面接を受ける時は、必ずしもスーツを着なければいけないわけではありません。
特に指定がない場合には、オフィスカジュアルで面接に挑んでも良いでしょう。
サロン側は、スーツ着用の有無ではなくスキルがあるか・店舗の雰囲気に合うか・清潔感があるか・コミュニケーション能力があるかなどの点をチェックしたいと考えています。
採用担当者に採用後の自分の姿をイメージしてもらえるように、髪色が明るい方は暗めにカラーチェンジして、髪の毛を顔にかからないようにまとめてください。
実技試験がある場合は動きやすさも意識する
面接時に実技試験も実施する場合には、動きやすさを考えた服装で面接に行きましょう。
施術をイメージしてアクセサリールイを外しておく・爪を短く切っておくことが大切です。
また、実技試験前に着替えが許可されている場合には、更衣室の有無を確認してください。
セラピストは通勤服にも気を遣う必要がある
業務時間以外は自由な服装で良いと考える方もいますが、出退勤時など店舗周辺でお客様に会う可能性があります。
お店のイメージを損なわないように、通勤服にも配慮が必要だと考えてください。
女性のセラピストにおすすめの通勤服
女性のセラピストは、派手な服・露出が多い服を避けて清潔感がある通勤服を意識しましょう。
また、セラピストの制服は白系のものが多いため、普段から透けないインナーを着用します。
男性のセラピストにおすすめの通勤服
男性のセラピストは、ダメージ加工がある服・個性的すぎる服を避けて、女性のセラピストと同じように清潔感がある通勤服を選びましょう。
また、制服のインナーにシャツを着る場合には、シャツが透けない・制服からはみ出さないよう注意してください。
まとめ
セラピストはお客様と距離が近い職業であり、お客様がリラックスできる時間を演出することから、服装と身だしなみに気を遣う必要があります。
特に清潔感を意識して、動きやすく機能的な服装を選びましょう。
これから制服を選定する方は、スタッフの声も聞きながらサロンの雰囲気にぴったりのユニフォームを見つけてください。
セラピストに適した制服は、オンラインで購入できます。送料無料の商品も多いため、ぜひチェックしてみましょう。