「セラピストってどうやったらなれるの?」
「セラピストになるには資格が必要?」
独学でセラピストを目指したい方は上のような点が気になるのではないでしょうか。
ここでは「セラピストは独学でも目指すことができるか」「独学でセラピストになるための勉強方法」などご紹介します。
「独学でセラピストになるための最短の方法」も解説しているので、セラピストという職業に興味がある方・セラピストを独学で目指したいという方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
セラピストは独学でも目指せる!
セラピストは独学で勉強しても目指すことができるのでしょうか。
また、セラピストになるには資格が必要なのでしょうか。
これからセラピストを目指す方法や資格についてご紹介します。
セラピストとは
セラピストという職業は人を癒す職業で、幅広い仕事があります。
中には国家資格や認定資格が必要な仕事も含まれていますが、ほとんどの仕事が資格なしでも働くことが可能です。
そのため、大抵の場合は独学でセラピストを目指すことができると言えるでしょう。
では次にセラピストの資格についてご紹介します。
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セラピストになるには資格が必要?
上記でも少し説明しましたが、ほとんどのセラピストはなるのに資格は必要ありません。
サロンで働く多くのセラピストは資格がないか認定資格を自分で取得して仕事をしています。
では、国家資格が必要なセラピストはどのような職業でしょうか。
- あん摩・マッサージ師
- 柔道整復師
- 針師・灸師
こちらのようなセラピストは国家資格の取得が必要です。
国家資格を持つセラピストと資格を持っていないセラピストの大きな違いは、医療行為ができるかどうかで、資格を取得していないセラピストは医療行為ができません。
では、次にセラピストを目指す方法をご紹介します。
セラピストを目指す方法
ここご紹介するのは、国家資格がなくてもできるセラピストになるための方法です。
セラピストを目指す主な方法には「独学」「通信教育」「学校」の3つがあります。
- 独学
- 通信教育
- 学校
独学
独学でセラピストを学ぶ方法が最も費用を抑えられる方法です。
自分で教材を揃えて、自分の生活スタイルに合わせて勉強を進めていきます。
サロンや他の仕事をしながら学ぶことができるので、再就職としてセラピストを目指したい方にもおすすめです。
できるだけ早くセラピストになりたいという方は、知識も実技も同時に学ぶことができるので、サロンで働きながら勉強するという方法が良いでしょう。
- サロンで働きながら学ぶ
- 自宅で学ぶ
- 資格取得を目指す
メリット | デメリット |
---|---|
費用が安い 自分のペースで学べる 興味がある分野を学べる | 実技の習得が難しい 知識が偏ることがある |
通信教育
セラピストの認定資格は通信教育で取得できるものもあります。
通信教育は自宅にいながら学ぶことができるので、気軽に勉強できるとして人気の勉強法です。
学校に比べて費用も安いことが多いので、比較的人気があります。
メリット | デメリット |
---|---|
学校に比べて受講料が安い 自宅で勉強できる | やる気がないと続かない 実技を学びにくい |
学校
セラピストは、専門のスクールでも学ぶことができます。
取得したい資格にもよりますが、自分が学びたい知識や技術を選択して学ぶことも可能なので、セラピストとして働いている方がキャリアアップのために通うということも多いです。
メリット | デメリット |
---|---|
独学や通信教育に比べて受講料が高いことが多い 一緒に学ぶ友人ができる可能性がある 実技が学べるところもある 就職先を紹介してもらえる可能性がある | 時間がある程度必要 学校まで通う必要がある 授業時間が決まっている |
セラピストを目指す方法には上記のような方法があります。
ご自身の目的・予算・勉強に使える時間などにあった方法で勉強をスタートしていきましょう。
では、次に独学でセラピストになるためにやるべき勉強内容についてご紹介します。
独学でセラピストになるためにやるべき勉強内容
独学でセラピストになるために学ぶべきことは「理論」「実技」「接客」の3つです。
セラピストになるためには知識だけでなく技術やコミュニケーションについても学ぶ必要があります。
では、以下でセラピストになるために学ぶべき内容3つを具体的にご紹介します。
理論
セラピストとは、身体的・精神的に人を癒す職業です。
そのため、心や身体についての知識が必要です。
心と身体はつながっているので、身体的なアプローチから人を癒すセラピストも心について学ぶことが大切です。
逆に、心理的なアプローチから人を癒すセラピストも身体について学んでおきましょう。
- 医学
- 栄養学
- 皮膚科学
- 衛生学
- 化粧品学
- 心理学
など
実技
セラピストの仕事は、エステやマッサージなど手技を行うことが多いです。
そのため、知識だけでなく実技も必要です。
手の使い方・機器の使い方・準備方法などを学びましょう。
セラピストについて学ぶ中で実技が最も大切と考えている人も多いくらい実技は重要です。
- マッサージの方法
- 手の力加減
- 手の使い方
- 安全に施術を行う方法 など
ちなみに、実技に関してはサロンによって手技の内容や流れや方法が違うので、サロンに努めてから学ぶという方法もあります。
特に細かい内容は就職してから学んでいきましょう。
接客
セラピストは接客業でもあるので、接客マナーについて学ぶことも大切です。
お客様への対応・言葉遣いなどお客様をうまくもてなさせるような接客を学びましょう。
- 身だしなみ
- 清潔感が感じられるような服装・メイク・髪型を学びましょう。
- 言葉遣い
- 丁寧な言葉遣いや正しい敬語の使い方を学びましょう。
- 接客態度
- お客様に不快感を与えないような接客態度を学びましょう。
- 電話応対
- サロンの予約は電話でされることが多いので、電話応対を学んでおきましょう。
セラピストになるためには上記でご紹介したような内容を学ぶことが大切です。
では、独学でセラピストになるための最短の方法はあるのでしょうか。
独学でセラピストになるための最短の方法は?
独学でセラピストになるための最短の方法は、「サロンで働きながら学ぶ」という方法です。
実際にサロンは資格がなくても働けるところが多く、未経験でも研修からスタートできるところもあるので、最短でセラピストになるには働きながら勉強するのが良いでしょう。
では、独学でセラピストになった人はどんな風に過ごしたのでしょうか。
- 2~3か月、毎日1~2時間自宅で勉強する
- 認定資格の勉強をする
- 勉強しながら就職活動をする
- 実際にサロンで働いてみる
セラピスト業界が初めてという方は、未経験OKのサロンに飛び込んでみて、働きながら勉強しているという方が多いようです。
勉強しながら働くのが難しいという方は、数か月間自分で勉強してからサロンで働くのもおすすめです。
では、次に独学で取得できる資格についてご紹介します。
独学で取得できる資格について
セラピストには認定資格が取得できるものもあります。
セラピストの認定資格には、独学でも取得を目指せる資格もあるので、独学でセラピストの資格を取得したい方はぜひチェックしてみましょう。
アロマテラピー検定(AEAJ)
アロマテラピー検定(AEAJ)とは、1級と2級があり受験資格が必要ない資格です。
1級を取得したらさらに上位の資格を取得も目指せます。
年齢や経験に関わらず誰でも受験ができるので人気があります。
ちなみに合格率は8割以上です。
【こんな人におすすめ!】
- アロマサロンで働きたい
- マッサージサロンで働きたい
- サロンを開業したい
リラクゼーションセラピスト認定試験
リラクゼーション認定試験ではリラクゼーションに関する資格が取得できます。
リラクゼーションの定義・用語など基本的な内容についての試験なので、この資格を持っているとセラピストとして就職する際に有利になることがあります。
【こんな人におすすめ!】
- リラクゼーション系のサロンで働きたい
- セラピストの基本的な知識を勉強したい
- サロンを開業したい
カラーセラピー資格検定
カラーセラピー資格とは、日本メディカル心理セラピー協会が認定している資格のことです。
カラーセラピーについての資格で、色の生理的効果・心理的効果などを利用して心身を整えていく方法を学びます。
自宅でも受験可能なので人気がある資格です。
【こんな人におすすめ!】
- すでにセラピストとして働いている
- お客様を心理的な面でもサポートしたい
- カラーセラピーに興味がある
整体ボディセラピスト
整体ボディセラピストは、ボディケアに関する認定資格です。
体の仕組み(筋肉・骨格・身体の基礎知識)など身体について総合的に学べます。
サロンで働くセラピストにも人気の資格ですが、医療系・福祉系の職業の方にも人気が高い資格です。
【こんな人におすすめ!】
- すでにセラピストとして働いている
- 身体についての基本的な知識を得たい
- マッサージやトリートメントを行いたい
メイクセラピー検定
メイクセラピー資格とは、心理カウンセリングの知識が元になっているメイクと心理学が融合したような認定資格です。
メイク理論・色彩心理学・心理学・コミュニケーション学などを学びます。
【こんな人におすすめ!】
- すでにセラピストとして働いている
- お客様を心理面でもサポートしたい
- サロンを開業したい
メンタルヘルス・マネジメント検定
メンタルヘルス・マネジメント検定は、大阪商工会議所が主催する検定試験です。
働く人のメンタルヘルスケアに関する資格で、経営者・人事課・管理職・一般社員を対象としています。
職種などによってコースが分かれているという特徴があります。
【こんな人におすすめ!】
- すでにセラピストとして働いている
- 心理的なアプローチで人を癒したい
- 働く人をターゲットにしたサロンを開業したい
独学で取得可能な資格かどうか確認しよう!
独学でセラピストの資格取得を目指す際には「独学で資格取得可能かどうか」を確認しておくことが大切です。
資格によっては、通信教育・学校での教育を受けることが必須になっているので、事前に調べておきましょう。
では、次に独学でセラピストを目指すメリット・デメリットをご紹介します。
独学でセラピストを目指すメリット
費用安い
独学でセラピストを目指すメリットの1つは費用が安いということです。
通信教育や学校で教育を受ける場合は、授業料が必要になります。
また、学校に通う場合には交通費も必要です。
さらに、サロンで働きながら勉強すれば、お給料を受け取りながら勉強することも可能なので、経済的なメリットは大きいです。
自分のペースで勉強できる
独学でセラピストを学ぶ場合は、自分のペースで勉強をすることが可能です。
通信教育や学校の場合は、カリキュラムがあって時間も決まっていることが多く時間的な拘束もあります。
独学の場合は自分のペースで勉強できるため、働きながら勉強するということも可能です。
学校に通う必要がない
学校に通って勉強する場合は、学校まで通う必要があります。
忙しい生活の中で学校に通う時間を確保するのは難しいという方も多いので、自宅で好きな時間に勉強できるというのは独学のメリットです。
独学でセラピストを目指すデメリット
知識に偏りが出る
独学でセラピストを目指すデメリットは、知識の偏りが出る可能性があるという点です。
自分で勉強するとどうしても勉強範囲が偏ってしまいます。
しかし、セラピストは身体面・精神面・接客など幅広い知識が必要な職業です。
独学でセラピストを目指す場合は、幅広い知識を学んでいきましょう。
技術の勉強が難しい
自分でセラピストについて学ぶ場合、知識面を学ぶことができても技術面を学ぶのが難しいです。
技術面は直接プロから学ばなければ分からないことが多いので、実技の勉強が難しいという点が最大のデメリットでしょう。
独学でセラピストを目指す場合は、サロンで働きながら実技を身に付けていくという方法もおすすめです。
分からないところを質問できない
独学で勉強する場合、分からないところがあってもすぐに質問することができません。
学校や通信教育であれば直接講師に質問することもできますが、独学の場合は難しいです。
分からないところがあってもインターネットで調べることは可能ですが、やはり直接質問できないという点はデメリットになるでしょう。
独学でセラピストを目指すコツ
継続して勉強する
独学でセラピストを目指すために大切なことは、継続して勉強するということです。
自分で勉強するためには、自分でスケジュールを立ててそれを実行する力が必要になります。
自宅で勉強する場合は、テレビやインターネットの誘惑にも打ち勝たなくてはなりません。
実際に、独学でセラピストを目指すのを挫折した人の多くは、勉強が続かないということが原因だそうです。
独学でセラピストを目指すためには何よりも継続するということが大切です。
自分で情報を集める
独学でセラピストを目指すためには、自分で積極的に情報を集めるようにしましょう。
セラピスト業界は年々進化している業界で、どんどん新しい技術や方法が生み出されています。
新しい情報を手に入れるためには自分で情報を集める努力が必要です。
最近はインターネットであらゆる情報を入手することができるので、新たな知識を積極的に探していきましょう。
まとめ
セラピストは、独学でも目指すことができる職業です。
ただし、柔道整復師や針師・鍼灸師のような職業は国家資格が必要な職業なので独学で目指すのは難しいでしょう。
独学でセラピストを目指す場合は、「知識」「技術」「接客」について学ぶのがおすすめです。
ただし、独学で技術を学ぶのは難しいので、実際にサロンで働きながら学ぶのもおすすめです。
セラピストを独学で目指すメリットはやはり費用が安いという点です。
通信教育や学校に比べると安い費用で目指すことができます。
セラピストは幅広い職業なので、ご自身がなりたいセラピストをイメージしてから、それに必要な内容を学んでいきましょう。