現在セラピストとして活躍している方や今後セラピストで生計を立てたいと考えている方の中には、セラピストのスキルアップ方法が気になっている方もいるのではないでしょうか。
セラピストのスキルアップ方法には、企業の社内研修に参加するだけでなく、他サロンの施術を受けるなどさまざまな機会があります。
今回は、セラピストのスキルアップ方法をご紹介します。
スキルアップにおすすめの資格やスキルアップで得られるメリットなどが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
セラピストのスキルアップ方法
セラピストのスキルアップ方法は、主に以下の5つがあります。
- 社内研修に参加する
- 養成スクールに通う
- 他サロンの施術を受ける
- コンテストに出場する
- 民間資格を取得する
企業主催のものや外部を利用するなどさまざまな方法があるのが特徴です。
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
社内研修に参加する
会社や企業に所属すれば、社内研修が受けられスキルアップができます。
セラピストを積極的に採用している企業では、 新卒や中堅、上司などスキルの段階に合わせて定期的な研修が行われます。
主な研修内容の例は、以下の通りです。
- 月1回の勉強会を開催
- 外部の講習を会社の経費で受けられる
研修内容や支援内容は会社によって異なるため、入社前にホームページや企業面接で確認しておくと良いでしょう。
スキルアップしたいことを伝えれば、新たな取り組みを計画してくれたり特別な講座を開設してくれたりするかもしれません。
企業に所属している場合は、積極的にやる気をアピールしましょう。
養成スクールに通う
セラピストのスキルアップをするために、養成スクールに通うのも一つの手です。
主な養成スクールは、以下の通りです。
- 専門学校に通う
- 大学に通う
専門的な技術や自分が手に入れたいスキルを得たい方は、専門学校の受講がおすすめです。時間が自由に組める専門学校を選べば、働きながらも勉強することができるでしょう。
大学では、カリキュラムの1つとして専門分野を勉強することが可能です。
専門学校とは違い、幅広い分野の勉強ができるため、視野を広げられるでしょう。
スクールに通うには費用が必要ですが、今の自分にはないスキルを確実に身につけられるのが大きなポイントです。
学校や講座の受講で資格取得ができる場合もあり、ほかの人とは差をつけられるでしょう。
他サロンの施術を受ける
自分が所属するサロンだけでなく、他サロンの施術を受けるのもスキルアップには欠かせません。
サロンごとに会社の方針や指導方法、お客様への対応の仕方などは異なります。
他サロンの施術を受けることは、自分の中にはない技術を学べ、自分と向き合い見直すことにも繋がるでしょう。
他サロンの施術を受ける際のお店選びのポイントは、主に以下の通りです。
- 口コミが高評価のサロン
- 同じエリアのサロン
- 自分が目指したい理想のサロン
口コミはお客様の正直な評価です。評価が高いサロンは、接客やサービスも満足度が高い傾向にあり、施術で学べることも多いでしょう。
また、エリアごとに客層が変化する特徴があります。エリア内で人気のサロンで施術を受け、選ばれるサロンの特徴を学ぶのもおすすめです。
そして、自分の理想のサロンに通い施術を受けるのも大切な勉強方法です。
技術面や接客など自分が目指したいサロンの指導者のワザを直接目にすることで、将来へのモチベーションを高められるでしょう。
自社で学ぶだけでなく、外からの刺激もたくさん受けることで、よりスキルアップも目指せます。
コンテストに出場する
社内コンテストや外部のコンテストに出場しスキルアップを図りましょう。
年に1度開催される社内コンテストに出場すれば、社内で表彰をされたりスキルに応じて報酬が得られたりとさまざまなメリットがあります。
スキルアップだけでなく、仕事を続ける意欲にもつなげられるでしょう。
また、外部のコンテストでは日本リラクゼーション業協会主催の「リラクゼーションコンテスト」が有名です。
毎年10月に開催されるコンテストで、接客スキルを競う「セラピストの部」や課題解決するための取り組みをプレゼンする「スペースの部」などがあります。
リラクゼーションに特化したセラピストの地位や向上、リラクゼーション業界のより良い発展を目的としたコンテストで、全国の様座なセラピストが集結します。
コンテストはグランプリを目指すのが1番の目的ですが、出場したことで他者の技術を知れたり自分の良いところや悪いところを見直せたりできます。
民間資格を取得する
セラピストとしてスキルアップしたい方は、民間資格を取得するのもおすすめです。
国家資格に比べて費用が安く、短期間で取得ができます。
また、豊富な種類から自分が取得した資格の講座を選べる野も嬉しいポイントです。
例えば、民間資格が取得できる通信講座を利用すれば、自宅で学習できるため朝や夜寝る前の時間を利用して知識を身につけることがきます。
スキマ時間に勉強ができるため、仕事や家事育児で忙しい方でも利用しやすいでしょう。
セラピストのスキルアップにおすすめの資格
セラピストがスキルアップするための資格は、ボディやメンタルヘルス、リラクゼーションなどさまざまな分野に分かれており、各分野の中にも種類が豊富にあります。
ここでは、セラピストにおすすめの資格をご紹介します。
取得期間や費用などが気になる方はぜひ参考にしてください。
おすすめ➀アロマセラピスト
アロマオイルや皮膚科学などの知識を高め、からだや顔にアロマトリートメントによる施術を行い、お客様に精神的なリラックスを提供するための資格です。
学科試験は65分間で、インターネットのため自宅にいながら受験できます。
取得には約150時間以上の勉強が必要と言われており、学科試験に合格後は実技試験に合格しないと取得できないなどさまざまなルールがあります。
おすすめ➁リンパセラピスト
リンパマッサージの正しい技術を習得し、お客様のリンパの流れを改善させるのに必要なマッサージの正しい技術を習得するための資格です。
在宅受験が可能で、2ヶ月に1度の頻度で試験が開催されているため、自分の好きなタイミングで受けられるのが嬉しいポイントです。
最短3ヶ月で資格取得が可能で、忙しい方も受講しやすいでしょう。
おすすめ➂カラーセラピスト
心理療法を主とし、色彩の力を活用して心や体を癒やしながら施術をするための知識を身につける資格です。
指定されたカリキュラムを受講後、自宅で受験が可能です。
資格取得には最低でも4ヶ月の勉強が必要だと言われています。
カラーセラピストを取得すれば、サロンの色づかいが工夫でき、より癒し空間がつくり出せます。
おすすめ➃ハーブセラピスト
癒しや自然療法の目的で活用するためのハーブの効能を学び活動を広める方を育成するための資格です。
1年間の受講期間を経てハーブ検定1級に合格し、上級講座を受講すればハーブセラピストの試験が受けられます。
美味しいハーブティーの淹れ方などが学べるため、癒しを提供するサロンにぴったりの知識と言えるでしょう。
また、取得後はハーブセラピストのスキルアップ講習会に参加できるなど特典が豊富なのも嬉しいポイントです。
おすすめ⑤メンタル心理カウンセラー
カウンセリングに必要な知識や技能を身につけ、心理療法で相手の悩みを軽減させられる資格です。
通信講座で学習ができ、自宅での受験が可能です。
最短4ヶ月で学べる講座もあり、カウンセリング力を身につければ、サロンに訪れるお客様に寄り添ったご提供ができるでしょう。
セラピストがスキルアップすると得られる3つのメリット
セラピストスキルアップにはどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。
セラピストとしての自信がつく
セラピストとして活動していく中で、専門的知識を身につければ自分に自信がつけられます。
例えば、リンパに特化した資格の取得で、リンパの流れに良いツボやリンパが多く集まる部位などを理解でき、よりセラピストとして活躍できます。
知識がつけば自信を持って説明できるため、人前でも堂々とした態度で接客やプレゼン、指導などができでしょう。
唯一無二のセラピストになれる
まわりとは差別化ができ、唯一無二のセラピストになれます。
施術を受ける方の多くは、専門的知識が豊富なセラピストからの施術を受けたいと考える方が多いです。
「この人がいるから来ている」と、お客様があなた目当てで来客してくれるようになるでしょう。
信頼度が増せば、集客アップだけでなく会社からの評価も得られ、モチベーションアップにも繋がります。
お客様に寄り添ったご提案ができる
サロンを利用するお客様の多くは、結婚や出産などを経験しライフスタイルがどんどん変動している方が多いでしょう。
さまざまな悩みを抱えているからこそ、サロンを利用したいと考える方もいるはずです。
接客やマナー、専門分野を極めたセラピストからの心地よい気配りは、癒しを求めるお客様の心に寄り添えるでしょう。
丁寧な接客で対応すれば、「また施術を受けたい!」と、リピーターになってもらえるかもしれません。
資格を増やしてワンランク上のセラピストにスキルアップしよう!
セラピストがスキルアップするには、企業社内研修に参加したり、他サロンの施術を受けたりなどさまざまな方法があります。
民間資格を取得すれば、より専門分野を極めたセラピストとして活躍できるでしょう。
また、スキルアップすれば唯一無二のセラピストとして信頼度が増し、リピーターの獲得や集客にもつながります。
お客様に寄り添ったご提案をするためにも、スキルアップをして素敵なセラピストを目指しましょう!